傍らに書物

年間100冊を基準にジャンルを問わず読んだ本をアップしています。

2021-01-01から1年間の記事一覧

『驚愕!竹島水族館ドタバタ復活記』

『驚愕!竹島水族館ドタバタ復活記』小林龍二 2020.7 風媒社 ・現在は人気がある蒲郡市の竹島水族館。年間来場者は2010年には過去最低の12万5000人に… ・本書は2003年に入社した小林さんによる知恵を使った改革が書かれており、元気がもらえる一冊です。 ・…

『人新世の「資本論」』

『人新世の「資本論」』斎藤幸平 2020.9 集英社新書 ・人類野経済活動が地球を破壊する「人新世」=環境危機の時代。 ・権力の強弱を縦軸、平等不平等を横軸にした未来の選択肢4つが考えさせられるものがあります。①気候ファシズム(権力強い、不平等)②野蛮…

『戦国武将を癒した温泉』

「戦国武将を癒した温泉』上永哲矢 2021.11 山と渓谷社 ・戦国武将を温泉という切り口で捉えたのが斬新な一冊。 ・信玄の隠し湯ぐらいしか知識がなかったですが、伊達政宗や真田信之らが管理していた温泉を知ることができ、何とも言えない歴史ロマンを感じま…

『みんなで楽しむeスポーツ」

『みんなで楽しむeスポーツ』田蓑健太郎編 山川出版社 2021.8 ・アメリカの大会「Dota2」では賞金総額が2013年の3億2千万から2018年には28億3000万円にまで拡大しているeスポーツについて書かれた一冊。 ・コンピュータゲームはスポーツなのか?という根本的…

『秋本治の仕事術 〜こち亀作者が40年間休まず週刊連載を続けられた理由』

『秋本治の仕事術 〜こち亀作者が40年間休まず週刊連載を続けられた理由』秋本治 2019.8 集英社 ・『こち亀』の作者である秋本治さんの仕事をセルフマネジメント、時間、発想、健康、未来の切り口から知ることのできる一冊。 ・両さんの破天荒なキャラクター…

『LISTEN』

『LISTEN』ケイト・マーフィー 2021.8 日経BPマーケティング ・「ロジカルに話しましょう」とか「プレゼンは伝えたいことを明確に」など、話し方の本は溢れてるだけに“聞く”をテーマにしている本書は新鮮です。 ・12章の「アドバイスをしようと思って聞くと…

『嫌われた監督』

『嫌われた監督 〜落合博満は中日はどう変えたのか〜』鈴木忠平 2021.9 文藝春秋 ・落合監督がどう中日を変えたのか? 川崎憲次郎、宇野勝、荒木雅博らのエピソードを交えながら、その真実に迫った一冊です。 ・ネタバレになるので書けませんが、就任早々の…

『ソニー再生』

『ソニー再生』平井一夫 2021.7 日本経済新聞 ・ソニーの変革を含め3度の事業再生を成し遂げた現ソニーグループシニアアドバイザー平井一夫さんの経営哲学について書かれた一冊。 ・社員との信頼を築き、困難に立ち向かうにはリーダーのEQ(心の知能指数)の…

『ガチ速仕事術』

『ガチ速仕事術』大原昌人 2021.10 ばる出版 ・定期的に読むように心がけているライフハック系の一冊です。 ・オンラインが当たり前になった現在ではコミュニケーション能力よりも仕事の速さや即レスが大事であることや、作業前の「事前インプット」で先ずは…

『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方〜知的人生設計のすすめ〜』

『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方〜知的人生設計のすすめ〜』橘玲 2017.8 幻冬舎文庫 ・オススメいただき読んでみました。 ・政策による優遇やや法人・個人事業主とサラリーマンの違いによる税金など、ギャップに気づけば落ちている黄金の羽根が拾える…

『過疎再生 奇跡を起こすまちづくり』

『過疎再生 奇跡を起こすまちづくり』松葉登美 2021.10 小学館 ・ご紹介いただいた一冊。 ・人口400人、経済成長から取り残された山間の過疎の町「石見銀山」再生について書かれています。 ・40年以上かけて再生に取り組んでいる群言堂の松場登美さん。ある…

『数学的思考トレーニング』 『徹底的に数字で考える』

『数学的思考トレーニング』『徹底的に数字で考える』深沢真太郎 ・『数学的思考トレーニング』を読んだら面白かったので、関連本も読んでみました。数学的と聞くて敬遠しがちですが、難しい数式が出てくるわけでなく、論理的な思考を学ぶのに最適と感じまし…

『無理ゲー社会」

『無理ゲー社会』橘玲 2021.8 小学館新書 ・現在の社会のルールの中で成功するという困難なゲーム(無理ゲー)を、1人で攻略しなければならない… ・2021年9月のトレンドワードになった「親ガチャ」をさらに深く考えていく感じの内容であり、「自分らしく生き…

『世界のリアルは数字でつかめ』

『世界のリアルは数字でつかめ』 パーツラフ・シュミル 2021.3 NHK出版 ・思い込みでなく数字で事実を検証する『ファクト・フルネス』と比べると、本書は「世界の人々」「食」 「エネルギー」など7分野を71テーマに細かく分けて解説しており、さらに色々な知…

『激レア 資金繰りテクニック50』

『激レア 資金繰りテクニック50』菅原由一 2021.8 幻冬舎 ・会社のキャッシュを増やす資金繰りの方法50を紹介した一冊。 ・知ってることもあればドローン事業を使った節税などの全く発想もしなかった方法も紹介されてます。 ・金融機関機関対策なども詳しく…

『逆・タイムマシン経営論』

『逆・タイムマシン経営論』楠木健 杉浦泰 2020.10 日経BP社 ・シリコンバレーなど未来を実現している国や地域を参考にするのでなく、逆タイムマシン経営論は過ぎた「近過去」から本質を見抜くというもの。 ・①飛び道具トラップ ②激動期トラップ ③遠近歪曲ト…

『逆ソクラテス』

『逆ソクラテス』伊坂幸太郎 2020.4 集英社 ・『死神の精度』以来は読んだ記憶がない伊坂幸太郎さんの作品。タイトルに惹かれて読んでみました。 ・「逆ソクラテス」の他に「逆ワシントン」など、少年たちを主人公にした5つの短編が収められています。 ・ど…

『おとうふ工房いしかわ 年商50億のまっすぐ経営術』

『おとうふ工房いしかわ 年商50億のまっすぐ経営術』石川 伸 2016.6 集英社 ・1991年に法人設立し、2016年に年商50億を超えた「おとうふ工房いしかわ』。石川代表の経営術について書かれた一冊です。 ・業界の豆腐の原料が輸入大豆とすまし粉が主流だった時…

『ぜにざむらい』

『ぜにざむらい』吉永永青 2021.2 朝日新聞出版 ・織田信長の越前攻略により無一文の孤児となった源八。敦賀の商人・高嶋屋久に助けられ、なんとか命を繋ぐ。 ・成長した源八は、蒲生氏郷に仕官することに成功。岡左内に名を改めるが、金銭に執着しているた…

『起業の天才』

『起業の天才』大西康之 2021.2 東洋経済新報社 ・8兆円企業リクルートをつくった江副浩正氏。その成功から凋落までを関係者の証言などを交えながら描いた一冊。 ・日・米・欧を結ぶコンピュータネットワークや独自のクラウドコンピューティングに、江副氏は…

『両利きの経営』

『両利きの経営』チャールズ・A・オライリー/マイケル・L・タッシュマン2019.2 東洋経済新報社 ・「両利きの経営」とは?①知の探索→自身・自社の既存の認知の範囲を超えて、遠くに認知を広げていこうとする行為+②知の深化→自身・自社の持つ一定分野の知を継続…

「ボイステック革命』

『ボイステック革命』緒方憲太郎 2021.6 日本経済新聞出版 ・音声音声プラットフォームvoicy(ボイシー)代表の緒方さんによる音声+テクノロジーのボイステック革命について書かれた1冊。 ・スマートスピーカーが発売された頃に私もアレクサを買いましたが…

『これからの日本のジビエ』

『これからの日本のジビエ』押田敏雄 2021.5 緑書房 ジビエの定義→ジビエとはハンターが狩猟によって、食材として捕獲した野生鳥獣(ソバージュ)でマガモ、アヒル、シカ、イノシシ、クマなど。 ・シカは現在全国で300万頭程おり、30年で10倍になっているそ…

『良いデジタル化 悪いデジタル化』

『良いデジタル化 悪いデジタル化』野口悠紀雄 2021.6 日経BP ・久々に野口さんの本を読みました。日本政府がテレビ会議ができない、給付金はオンラインより郵送が早いなど、コロナで浮き彫りになった日本の課題、そして進むべき道を示す内容です。 ・省庁ご…

『オープネス 職場の「空気」が結果を決める』

『オープネス 職場の「空気」が結果を決める』北野唯我 2019.11 ダイヤモンド社 ・どうすれば職場の空気がよくなるか? ・見えにくい職場環境のデータを見える化した結果、職場の空気をよくするのに必要なのはタイトルにある“オープネス“と説いています。 ・…

『もしも徳川家康が総理大臣になったら』

『もしも徳川家康が総理大臣になったら』 ・コロナ対応を誤った日本政府がAIホログラムで歴代偉人による最強内閣を結成総理大臣→徳川家康財務大臣→豊臣秀吉経産大臣→織田信長外務大臣→足利義満官房長官→坂本龍馬 ・過去の確執は影響されないプログラムになっ…

『超入門 カーボンニュートラル』

『超入門 カーボンニュートラル』夫馬賢治 2021.5 講談社 ・菅首相が表面した「2050年カーボンニュートラル」。そもそもカーボンニュートラルとは何か? ・カーボンニュートラルは地球の気温上昇を抑えるために、温室効果ガスの排出量をプラス・マイナスゼロ…

『週刊だえん問答 コロナの迷宮』

『週刊だえん問答 コロナの迷宮』若林恵 2020.12 黒鳥社 ・元「WIRED」日本版編集長の若林さんが、アメリカの雑誌の記事を題材とし、1人で仮想対談をするというなかなかユニークな内容です。 ・題材は「デリバリーのジレンマ」、「チャイナな新秩序」など27…

『日の名残り』

『日の名残り』カズオ・イシグロ 早川書房 前から読んでみようと思っていたのと、アマゾンのジェフ・ベゾスが一番好きな本と語っていたので読んでみました。 舞台は二つの大戦の間のイギリス。品格ある執事の道を追求してきたスティーブンスは短い旅に出て、…

『オードリー・タンの思考 IQよりも大切なこと』

『オードリー・タンの思考 IQよりも大切なこと』近藤弥生子 2021.2 ブックマン社 ・台湾のデジタル担大臣のオードリー・タンの生い立ちから今までの仕事、そしてその思考が書かれています。 ・大臣に就任する際に出した3つの条件 ①どの場所でも仕事をしても…