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『超入門 カーボンニュートラル』

『超入門 カーボンニュートラル
夫馬賢治 2021.5 講談社

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菅首相が表面した「2050年カーボンニュートラル」。そもそもカーボンニュートラルとは何か?

カーボンニュートラルは地球の気温上昇を抑えるために、温室効果ガスの排出量をプラス・マイナスゼロにすることを指しています。

・地球の気温上昇による影響は、台風、豪雨などの自然災害はもちろんのこと、経済面でも金融危機リスクにつながっていきます。例えば損害保険会社が引き受けてもらっている再保険会社が、災害による負担が大きくなりすぎると引き受けができなくなることにつながっていきます。

・災害、気候変動で企業がダメージを受け株価下落→年金基金や保険会社の資産価値下落→個人資産への影響 という流れまで考えると恐ろしいです。

温室効果ガス排出の削減の解決策としては電源構成があり、2018年の日本は天然ガス火力38%、石炭火力32%だが2050年には洋上風力発電37%、太陽光29%に置き換える必要があるとのこと。関係のない業界がないカーボンニュートラルはしっかりと考えていく必要があります。

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