傍らに書物

年間100冊を基準にジャンルを問わず読んだ本をアップしています。

2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

『壬申の乱と関ケ原の戦い~なぜ同じ場所で戦われたのか』

『壬申の乱と関ケ原の戦い~なぜ同じ場所で戦われたのか』 本郷和人 祥伝社新書 ・磯田道史さんが「久しぶりに面白い歴史書を読んだ」と帯の書いた通り、今まで読んだ歴史本の中でもトップクラスの内容でした。 ・古代最大の内戦・壬申の乱、室町幕府を確立…

『非常識な読書のすすめ』

『非常識な読書のすすめ』 ・植松努/清水克衛『あたりまえを疑う勇気』を読んで、江戸川区で「読書のすすめ」を経営される清水さんが気になり読んでみました。 ・司馬遼太郎の「竜馬がゆく」を読んで商人を目指したという清水さん、単に自分のためだけの「我…

『荒くれ漁師をたばねる力』

『荒くれ漁師をたばねる力』 坪内知佳 2017年 ・以前から読もうと思っていた一冊。坪内さんは大学中退後、翻訳事務所を立ち上げ、結婚を機に山口県萩市に移住。シングルマザーとなり2011年に24歳で3船団からなる「萩大島船団丸」の代表に就任。萩大島から6次…

『世界の辺境とハードボイルド室町時代』

『世界の辺境とハードボイルド室町時代』 ・ 『未来国家ブータン』などを著書に持つ高野秀行さんとNHK「タイムスクープハンター」の時代考証も担当した清水克行教授の対談が収められた一冊。 ・ソマリ人の暮らす辺境のソマリアやソマリランドは多くの武装勢…

『テレワーク導入の法的アプローチ』

『テレワーク導入の法的アプローチ』 末 啓一郎 2020年2月 ・テレワークの本質は「離れた場所での勤務」とし、主に雇用型のテレワーク導入の法律問題や実務上の問題点について書かれた一冊。 ・テレワーク導入のメリット ①ワークライフバランスの実現 ②育児…

『薩摩藩 経済官僚 〜回天資金を作った幕末テクノクラート』

『薩摩藩 経済官僚 〜回天資金を作った幕末テクノクラート〜』 佐藤雅美 昭和61年 ・著者は『大君の通貨』の佐藤雅美さん。財政危機に陥った薩摩藩を立て直した調所笑左衛門(ずしょしょうざえもん)にスポットを当てた一冊です。 ・元茶坊主である調所笑左…

『ゼロから分かる!日本茶の楽しみ方』

『ゼロから分かる!日本茶の楽しみ方』 ・スウェーデン人の日本茶インストラクターであるブレカル・オスカル氏による日本茶の解説本。 ・茶葉の種類はもちろん、淹れ方や茶器の選び方についても分かりやすく解説されており、常滑焼の急須や茶さじ、茶筒が手…

『生き残る判断 生き残れない行動』

『生き残る判断 生き残れない行動』 アマンダ・リプリー ちくま文庫 2019年 ・『すべての知識を20字でまとめる』の中で題材として使われていて、興味を持ったので読んでみました。 ・いかなる種類の災害においても、生存への道は第1段階「否認」、第2段…

『九十三歳の関ヶ原』

『九十三歳の関ヶ原』 ・信長の美濃侵攻では斎藤勢として信長、秀吉と戦い、弓の技術を認められ織田家家臣に。93歳で関ヶ原の戦いに東軍で参加した弓大将大島光義の活躍を描いた小説。 ・岐阜県関市に所領を有し、関ヶ原の戦いの後には一時期ですが加茂、武…