傍らに書物

年間100冊を基準にジャンルを問わず読んだ本をアップしています。

2021-01-01から1年間の記事一覧

『醬油・味噌・酢はすごい 〜三大発酵調味料と日本人〜

『醬油・味噌・酢はすごい 〜三大発酵調味料と日本人〜 小泉武夫 2016 中公新書 ・発酵学の第一人者による醤油、味噌、酢の歴史と効能についての一冊。 ・醤油の起源は中国の始皇帝が天下統一したキングダムの時代である秦の頃であり、「醤 ジャン」という記…

『アーモンド』

『アーモンド』ソン・ウォンピョン 2020.7 祥伝社 ・扁桃体(アーモンド)が人より小さく、感情が分からない16歳のユンジェ。それを支える祖母と母。普通の子になる訓練をしながら、3人で仲良く暮らしていたが、ある日悲劇が… ・何となく惹かれるものがあり…

『漫画サピエンス全史』

『漫画サピエンス全史』ユヴァル・ノア・ハラリ 河出書房新社2020.11 ・『サピエンス全史』、『21Lessons』のユヴァル・ノア・ハラリ氏によるサピエンス全史の漫画版。 ・漫画版とはいえ画風がオシャレで内容も濃くて引き込まれます。 ・20万年前に現れたホ…

『天才を殺す凡人』

『天才を殺す凡人』 北野唯我 2019.1 日本経済新聞出版社 NewsPicksでの成毛眞さんとの「2040未来からの提言」対談で、「世界はいつの時代もエネルギーの問題か人員の再配置の問題を解いている」という言葉がすごくインパクトがあって、北野さんの代表作を読…

「脱常識の社会学』

『脱常識の社会学〜社会の読み方入門』 ランドル・コリンズ著 1992 岩波書店 なぜ私たちは疑いもせず、取引ができるのか。なぜ結婚するのか、なぜ権力が生まれるのか。 当たり前に片付けられている常識を社会学の観点から説明する一冊。特に学びの多かったテ…

『2040年の未来予測』

『2040年の未来予測』 成毛眞 2021.1 日経BP 必ずくる20年後に自分は何歳なのか? 普段あまり意識しない20年後の変化を俯瞰して考えられる一冊です。 テクノロジー、年金、税金、天災など様々な分野の知見を得ることができ、6Gで自動運転が可能になる等のワ…

『ガリガリ君の秘密』

『ガリガリ君の秘密』 遠藤功 2019年 日経ビジネス人文庫 ・サブタイトルは “赤木乳業・躍進を支える「言える化」゛で、この「言える化」の仕組みを作り実践したノウハウが興味深いです。 ・「言える化」のためには相手の意見に耳を傾ける「聞ける化」がまず…

『バズる書き方』

『バズる書き方』成毛眞 2021.1 SB新書 成毛さんの本、FB投稿は読みやすくて学びが多い!そのバズる書き方について知ることができる一冊です。 スマホの画面でどう表示されるかや校正の基本が書かれていて、教科書的でなく実践的な内容で勉強になります。 い…

『深夜残業』

『深夜残業』 竹内謙礼 2021.3.25 角川文庫 竹内謙礼さんの最新作。 米菓メーカーを舞台に、親会社から残業時間をゼロにせよ命じられ出向した主人公の飯尾。残業ゼロというものの現場との板挟みになり、同じく派遣された徹底的に無駄を嫌う業務改善コンサル…

『独学大全』

『独学大全』 読書猿 2020.9 ダイヤモンド社〜「変わりたい」と心の底から願ったなら、その時はもう人は学びの中にいる。〜 だけど何からやるのか?その問いに55の技法で答える独学の百科事典です。 技法4「 1/100プランニング」は、例えば実現したいことと…

『サッカー止める蹴る解剖図鑑』

『サッカー止める蹴る解剖図鑑』 風間八宏 2020.12 エクスナレッジ 風間八宏さんによる技術解説本。 まず足のどの部分で止める、蹴るかをイラストと言葉で学び、その後はドリブル、パスの解説。 パスのパートは岩政大樹さんの『相手見てサッカーをする』をさ…

『成功するクラウドファンディング』

『成功するクラウドファンディング』小田恭央 2018 あさ出版 いままで読んだクラウドファンディング本の中ではピカイチの内容。 コンセプトの作り方はもちろんのこと、画像や動画の無料アプリまで紹介されているのが、すごくありがたいです #読書#reading#成…

『なぜ星付きシェフの僕がサイゼリヤでバイトするのか?』

『なぜ星付きシェフの僕がサイゼリヤでバイトするのか?』村山太一 2020 飛鳥社 東京目黒でミシュランの一ツ星を9年維持している「ラッセ」。そのオーナーである村山太一さんによるビジネスの必勝法について書かれた一冊です。 興味深いのはミシュランの星を…

『ネットショップ運営攻略大全』

『ネットショップ運営攻略大全』2021 『ネットで儲ける王様のカラクリ』2013 竹内謙礼 技術評論社 “攻略大全“の良いところはノウハウが初級、中級、上級に分かれているところです。 自社サイトを運営するのと、楽天やアマゾンに出店するのは集客ノウハウが当…

『だからこそ、自分にフェアでなければならない。』

標高8000メートル以上の14座すべての登頂に成功した小林紀晴さん。その人生哲学が収められています。 さぞかしリスクを取りながら、チャレンジ精神にあふれてるかと思いましたが、「想像力と恐怖心を利用して危険を回避する」など、きちんと生死に向き合って…

『明日から使える死亡フラグ図鑑』

『明日から使える死亡フラグ図鑑』茶んた 2020.10 宝島社 死亡フラグは古今東西、いつの時代も変わらない 有吉とマツコの番組で紹介されていて面白そうだったので読んでみました。 映画、ドラマ等の死亡フラグが集められており、どれを見てもあるあると共感…

『もし僕らの言葉がウイスキーだったなら』

『もし僕らの言葉がウイスキーだったなら』 村上春樹 1999 新潮社 村上春樹さんがシングルモルトを味わうべく訪れたスコットランドのアイラ島にまつわるエッセイ。 普段はウイスキーは飲まないのに、作品を読んでいると、無性に飲んでみたくなりました。早速…

『動物農場』

ジョージ・オーウェルによるファシズム(権力による支配、他国への侵略)をおとぎ話的に描いた一冊。 人間たちに搾取されていた農場の豚、牛、鶏たちが、反乱を起こし人間を追放。「すべての動物が平等」という理想社会を建設したのだが、指導者となった豚た…

『スマホ脳』

『スマホ脳』アンデシュ・ハンセン 2020.11 新潮文庫 脳が得る快楽はギャンブルもメールの通知も同じ的なことは、以前何かで読んだことがありますが、この『スマホ脳』は人類進化の背景も交えながら解説しているので、より分かりやすいです。 昔は狩猟により…

『Z世代 若者はなぜインスタ・Tik Tokにハマるのか?』

『Z世代 若者はなぜインスタ・Tik Tokにハマるのか?』 原田曜平 2020.10 光文社新書 TVつけたらお笑い第7世代ばかりやん。不思議に感じてましたが、その背景がよく分かる一冊です。 そもそものZ世代とは1990年代中盤(または2000年代序盤)以降に生まれた「…

『知ろうとすること』

『知ろうとすること』早野龍五、糸井重里 新潮文庫 2014 ・福島第一原発の事故後に、ただ事実を分析し、発信し続けた物理学者の早野龍五さんとコピーライターの糸井重里産の対談形式の一冊。 ・糸井さんは大変な事態になったときには、冷静に判断か必要であ…

『統計学が最強の学問である』

『統計学が最強の学問である』 西内啓ダイヤモンド社 2013 ・同じく西内啓さんの『遠藤保仁がいればチームの勝ち点は117%』(ソフトバンク新書 2012)、『コトラーが教えてくれたこと 女子大生バンドが実践したマーケティング』(ぱる出版 2010)もほぼ同時…

『よくわかる伝統文化の歴史② 茶道・香道・華道・水墨画』

『よくわかる伝統文化の歴史② 茶道・香道・華道・水墨画』 淡交社 監修 中村修也 ・室町時代に成立した茶の湯、生け花をはじめとした伝統文化について学べる一冊。 ・政治・経済が安定した足利義満らの庇護を受けて一気に文化が発展していく様子がよく分かり…

『テレビが伝えない国際ニュースの真相』

『テレビが伝えない国際ニュースの真相』茂木誠 2020.11 SB新書 ・歴史系YouTuber、予備校講師の茂木誠さんによる世界情勢が分かりやすく書かれた一冊。 ・各国の問題点を難しい解説でなく、入り口から分かりやすい言葉伝えているので非常に読みやすいです…

『自分の頭で考える日本の論点』

『自分の頭で考える日本の論点』出口治明 2020.11 幻冬舎 ・テーマごとに基本的な知識の解説が学べ、さらに出口さんの考えをベースに自分の頭で考えることができるという欲張りな一冊。 ・新型コロナウイルス対応や生活保護とベーシックインカムのどちらが良…