傍らに書物

年間100冊を基準にジャンルを問わず読んだ本をアップしています。

2020-12-01から1ヶ月間の記事一覧

『考えるレッスン』

『考えるレッスン』外山滋比古 2019 大和書房 ・深く、柔軟に考え、物事の本質を見抜くために必要なことは何かについて書かれた一冊。 ・思考術の一つである「平面思考から球面思考」の第四人称の考え方が面白いです。・平面思考での、第一人称の「わたし」…

『安政維新 阿部正弘の生涯』

『安政維新 阿部正弘の生涯』 穂高健一 南々社 2019 ・欧米列強の来航で揺れる江戸時代後期に、日本を開国し、近代化の道を切り開いた江戸幕府の阿部正弘の生涯を描いた一冊。 ・ガチガチに締め付けた水野忠邦の後を25歳の若さで老中となり、引き継いだ阿部…

『竹中重門と百姓の関ヶ原合戦』

『竹中重門と百姓の関ヶ原合戦』三池純正 中田正光 ・関ヶ原合戦を、単に小早川秀秋の裏切りが東軍勝利の決め手になったという常識でなく、石田三成の用意周到な戦略が関ヶ原領主の竹中重門(竹中半兵衛の子)の翻意で崩れたとする視点が斬新です。 ・また関…

「スズキ』

『スズキ』 緒真坂 桜門書房 ・インスタで繋がらせていただいてる緒真坂(itoguchi masaka)さんの作品。 ・短編が9本収められており、どれも読んだ後にドキっとします。その中の「スウィート・ソウル・レヴュー」は懐かしのピチカート・ファイブの代表曲が…

『未来を見る力』

『未来を見る力 人口減少に負けない思考法』 河合雅司 PHP新書 2020.9 ・『未来の年表』の著書である河合雅司さんの新書。 ・2020年から2040年に日本の人口は1525万人減少することは事実であり、マーケットの縮小、人材不足、一人暮らしの高齢者増などの課題…