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『オープネス 職場の「空気」が結果を決める』

『オープネス 職場の「空気」が結果を決める』
北野唯我 2019.11 ダイヤモンド社

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・どうすれば職場の空気がよくなるか?

・見えにくい職場環境のデータを見える化した結果、職場の空気をよくするのに必要なのはタイトルにある“オープネス“と説いています。

・オープネスには
①経営解放性
→経営者が社員にどれだけ情報を開示し、それを理解している割合
②情報解放性
→従業員が意思決定するため必要な情報に容易にアクセスできると感じている割合
③自己開示性
→従業員がありのまま才能などを表現しても他者から攻撃を受けないと信じている割合
の3つの要素があり、オープネスの高い職場とは一言であらわすならば、あとがきにもある「成果を出すために、健全な意見をぶつけ合える場」になります。

・確かにお互い「知ってるはず」という状態で何の対話もないのは非常にまずいと感じます。

・「ウサギの生存戦略に学べ」の章では、ウサギは体が弱く、視力も悪いがなぜ生存しているかというと、耳と鼻が良いことによる異常なまでの危険察知能力の高さという部分が示唆に富みます。
・オープネスにより組織の変化を捉え、強いことより弱いこと、勝ち続けることより致命的に負けない戦略を意識するというのは、人口減少する環境の中では大事かと思います。

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