傍らに書物

年間100冊を基準にジャンルを問わず読んだ本をアップしています。

「ボイステック革命』

『ボイステック革命』
緒方憲太郎 2021.6 日本経済新聞出版

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・音声音声プラットフォームvoicy(ボイシー)代表の緒方さんによる音声+テクノロジーのボイステック革命について書かれた1冊。

スマートスピーカーが発売された頃に私もアレクサを買いましたが、子供が下ネタばかり問いかけて使わなくなりました😅なのでボイステック革命とか言ってもどうなんだろうと思いましたが、読んでみて取り巻く環境や技術がかなり進化していて驚きました。

・イギリスの大手金融機関HSBCでは、電話口で“My voice is mypassword.”(私の声が私のパスワードです)と言うだけで本人確認ができるとか、料理をしているときにポッドキャストで情報番組を聴いているとオススメの調味料が音声広告され、自分がやっていることにマッチするなど可能性がすごいです。

・英語が「口語文化」なのに対し、日本語は「書き文字文化」という背景や日本語という言語の難しさもあるとしていますが、耳の空き時間で何かできそうだなと考えることができる内容でした。