2021-06-12 『日の名残り』 『日の名残り』カズオ・イシグロ 早川書房 前から読んでみようと思っていたのと、アマゾンのジェフ・ベゾスが一番好きな本と語っていたので読んでみました。 舞台は二つの大戦の間のイギリス。品格ある執事の道を追求してきたスティーブンスは短い旅に出て、道すがら仕えた主人や同僚の女中頭のことを思いおこす… 淡々と進んでいくのですが、執事の内面がすごく繊細に描かれていました。 読了後は、職務を全うするのも、それ以外に向き合うのも大事。そんな気持ちになりました。