傍らに書物

年間100冊を基準にジャンルを問わず読んだ本をアップしています。

『スマホ脳』

スマホ脳』
アンデシュ・ハンセン 2020.11 新潮文庫

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脳が得る快楽はギャンブルもメールの通知も同じ的なことは、以前何かで読んだことがありますが、この『スマホ脳』は人類進化の背景も交えながら解説しているので、より分かりやすいです。

昔は狩猟により食糧を確保したり、他人や動物に襲われて死ぬ可能性が高いので、常に周囲を確認してドーパミンを増やし、チャンスやピンチを知る必要があった。
    ↓
しかし現代の職場や学校ではじっと集中していることが求められる…
    ↓
でもドーパミンがドバドバでる仕掛けが満載のスマホがあっては集中はできない。

このような状況の問題点が結構シビアに書かれていて、これからどうしようと考えさせられる内容でした。

読み終えてスマホによる圧倒的な情報量に対応していくのには
①適度な運動(短時間でもOK)
電子書籍でない本を読む
③寝る場所にはスマホを置かないの3点が重要かと感じました。

#読書 #reading #スマホ