『よくわかる伝統文化の歴史② 茶道・香道・華道・水墨画』 淡交社 監修 中村修也
・室町時代に成立した茶の湯、生け花をはじめとした伝統文化について学べる一冊。
・政治・経済が安定した足利義満らの庇護を受けて一気に文化が発展していく様子がよく分かります。
・連歌や花や香の会を行う「寄合」の文化が活発化し、中国との交流から水墨画が発展していく。
・面白い視点だと感じたのが、狩野元信らの狩野派の捉え方で、元信は
①襖絵から屏風、扇絵まで品揃えを良くして、高価格から低価格まで取揃えた。②唐絵から大和絵まで狩野派風とすることでデザインを作り上げた。
③工房システムをつくり、弟子たちに元信ブランドを引き継げるようにした。
という3つに取り組んだとのことです。優れたマーケット感覚を持っていたことに驚嘆です😵
#読書 #reading #室町時代