傍らに書物

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『知ろうとすること』

『知ろうとすること』
早野龍五、糸井重里 新潮文庫 2014

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福島第一原発の事故後に、ただ事実を分析し、発信し続けた物理学者の早野龍五さんとコピーライターの糸井重里産の対談形式の一冊。

・糸井さんは大変な事態になったときには、冷静に判断か必要であり、原発事故の際には、判断の方法を早野さんのツイートから無意識に学んだとのことです。
・その方法は参考にする意見を「よりスキャンダルでないほう」、「より正義を語らないほう」、「より失礼でないほう」、「よりユーモアのあるほう」という基準で選ぶというものです。

・大量に色々な情報が錯綜する時代ですし、自分も年齢を重ねるごとに反対意見は聞かないようになってる感じがします。知ることに関して、偏らないようにしないといけないですね。