傍らに書物

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『天才を殺す凡人』

『天才を殺す凡人』

北野唯我 2019.1  日本経済新聞出版社

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NewsPicksでの成毛眞さんとの「2040未来からの提言」対談で、「世界はいつの時代もエネルギーの問題か人員の再配置の問題を解いている」という言葉がすごくインパクトがあって、北野さんの代表作を読んでみました。

 

この世界は天才、秀才、凡人でできているとし、ストーリーでその関係性を説明していくのですが、この3者の関係性の分析がすごく腑に落ちます。

ではこの3者間のコミュニケーションの断絶を防ぐにはどうすればという話になるのですが、

「最強の実行者」や「共感の神」がカバーするとしています。

組織の規模、どのステージにいるかで必要な考え方、役割も変わるんだなと客観的に見れる良著でした。