傍らに書物

年間100冊を基準にジャンルを問わず読んだ本をアップしています。

『最高の体調』

『最高の体調』 鈴木祐 2018.7 クロスメディア・パブリッシング

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鬱病、肥満、散漫な集中力、慢性疲労などの問題の根っこはすべて一本の線でつながっている…

 

・類似した本は何冊か読んでいますが、あらためて現代に生きる人間の「文明病」について再考させられる内容でした。

 

・不安、腸、価値、ストレスなど全6章から構成されています。なるほどと感じたのが第6章の「価値」です。

 

・狩猟採集民の価値は「生きる産む育てる」とシンプルですが、現在は「有名になる」「金持ちになる」「良い会社に入る」など価値感が多様化したことで、未来が見えずぼんやりした不安が増えたとしています。これを解決するには自分のコアとなる価値感を絞り込み未来を今に近づけることが必要です。

 

・目標と価値は違い、弁護士を例とすると「試験に受かる」は単なる目標で「弱い人を救う」が価値となります。忙しくなると自分が大事にしたい“価値“を考えるって忘れがちだと反省しました…