傍らに書物

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『人と企業はどこで間違えるのか?』

『人と企業はどこで間違えるのか?』 ジョン・ブルックス 2014年12月 ダイヤモンド社

・『人と企業はどこで間違えるのか』は、ビジネス界の巨人たちに愛され続けてきた、非常に影響力のある一冊です。ウォーレン・バフェットからビル・ゲイツまで、多くの成功者がこの本からインスピレーションを受けています。

・本書は、成功と失敗の本質を探るための興味深い10の物語を収めています。その中で特に注目すべきは、フォードやGEなどの事例です。これらの事例を通じて、企業や個人がどのように間違いを犯すのか、またその間違いをどのように避けることができるのかが明らかにされています。

・例えば、フォードのエドセルという車種の失敗に関する物語は特に印象的です。車名の選定から品質管理の問題まで、新しいプロジェクトを成功させる上での困難が生々しく描かれています。また、1960年代のGEにおける「コミュニケーション不全」という事例は、組織内の誤解や談合問題を取り上げ、ビジネスにおけるコミュニケーションの重要性を浮き彫りにしています。

・歴史的な事例を通じて、現代のビジネスにも通じる普遍的な教訓を学ぶことができます。何度読み返しても、新しい発見があり、ビジネスにおける深い洞察を提供してくれる一冊です。


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