傍らに書物

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『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』

『ぼくらイエローでホワイトでちょっとブルー』
ブレイディみかこ 2019.6 新潮社

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•英国のブライトンの「地べた」からの視点を描いたこの作品。三笘選手が現在所属する場所としても知られるこの都市には、さまざまな背景を持つ人々が生活しています。

 

•主人公は、底辺中学校に通い始めるとともに、様々な背景を持つ生徒たちとの交流を通じて成長していきます。人種差別を受ける移民の子、アフリカからの新しい少女、ジェンダーアイデンティティに悩むサッカー少年… この学校はまさに世界の縮図。そんな環境で、主人公は「いろいろあって当たり前」をモットーに、多様な友人たちとともに日常を乗り越えていく…

 

•そして、物語の中で、主人公と彼の「パンクな母ちゃん」の絆も深まっていく。二人はともに考え、悩み、喜び、そして涙を共有していきます。

 

•英国の「地べた」から人種問題や教育の違いなどが普段は持てない視点から見ることができます。中高生にも是非読んでほしい一冊です。

 

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