傍らに書物

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『中坊公平の人間力』

中坊公平人間力

中坊公平 佐高信 1998.3 徳間書店

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中坊公平は、日本の弁護士で、森永ヒ素ミルク中毒事件や豊田商事事件の被害者救済に尽力し、日本弁護士連合会会長や整理回収機構の初代社長を務めました。彼は「平成の鬼平」と呼ばれ、戦後日本を代表する弁護士でした。

〜Bingchat 「中坊公平のプロフィール100字」より〜

 

・GWに観たドラマ「トッカイ ~不良債権特別回収部~」で東坊平蔵の生き方に興味を持ち、そのモデルになった中坊公平さんについて知りたく読んでみました。

 

・経済評論家の佐高信さんとの対談形式で住専問題や司法から眺めた日本の欠陥などを本音で語り合う内容です。

 

・中坊さんが考える”裁判の本質“は「真実を追求すること」でなく「裁判の本質は納得」としているのがすごく腹落ちしました。真実究明のために多くの裏が作られ、本質がゆがめられてきたというのが考えの背景にあるようです。

 

・普段にはない角度から世の中の見方が学べた気がします。先人の教えは偉大です。