傍らに書物

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『超約版 論語と算盤』

『超約版 論語と算盤』

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渋澤健 監訳 2021.1 ウエッジ

渋沢栄一論語と算盤』を現代語に訳し、要点のみをまとめられています。

 

・処世と信条、常識と習慣など10章で構成され、第3章の

「とがった才能よりはバランス感覚が求められる 〜偉き人と全き人〜」

では、知恵・情意・意志のバランスが大事であり、このバランスが円満に備わった者、すなわち常識の人が全き人(まったき人)としています。常識の定義がなるほどと納得です。

 

・栗山監督の『育てる力』読了後からの流れで読みましたが、要点がまとめられており、常に傍らに置いておくのに良い一冊だと思います。