・欧米列強の来航で揺れる江戸時代後期に、日本を開国し、近代化の道を切り開いた江戸幕府の阿部正弘の生涯を描いた一冊。
・ガチガチに締め付けた水野忠邦の後を25歳の若さで老中となり、引き継いだ阿部正弘。
・当時はアメリカやロシアが国交を求めて来航してきた難しい局面でしたが、開国による富国強兵、適材適所の人材登用による外交交渉で日本が不利にならないように導いた手腕が凄い!
・ペリーはアメリカのどの政党の下の支持で派遣されているかをオランダの協力で分析したり、ロシアとの北方領土の国境確定を最優先するなど、その意思決定の仕方には学ぶものがたくさんありました。