『教養としての落語』
・立川談志の弟子である立川談慶さんによる落語の世界について分かりやすく解説された一冊。
・最初の落語家は秀吉の御伽衆もつとめた曽呂利新左衛門。この方は刀の鞘を作る腕利きの職人で、作った刀のさやに刀を入れると「そろり」とよく入ったから「曽呂利」と呼ばれるようになったそうです。秀吉の話相手になれるコミュニケーション力抜群の芸人ですね。
・落語界は落語協会、落語芸術協会、円楽一門会、落語立川流と大きく4つ分かれていることや落語と講談の違いなど、語りたくなる話が満載で、昨年の大河「いだてん」を見る前に知識として欲しかったです。
・タイトルに「教養としての」とありますが、このキャッチコピーがついた本はざっと検索しただけでもワインからミイラ図鑑!まで20以上ありました。「教養としての」とつくだけで何か読んでしまう力のあるフレーズです😃
教養としての…
「コンピュータサイエンス、ワイン、仏教、アート、ヤクザ、世界史の学び方、フランス史、テクノロジー、社会保障、認知科学、ミイラ図鑑、政治学入門、スーツ、ロック名鑑100、将棋、ビール、平成お笑い史など」