『未来を見る力 人口減少に負けない思考法』
河合雅司 PHP新書 2020.9
・『未来の年表』の著書である河合雅司さんの新書。
・2020年から2040年に日本の人口は1525万人減少することは事実であり、マーケットの縮小、人材不足、一人暮らしの高齢者増などの課題にどう対応するかは、目を背けたくなりますし、過去の成功体験を追いがちです。
・本書では人口減少に対して、「戦略的に縮む」という著書の考え方をベースに「人口減少に負けない思考法」を紹介しています。
・例として美容業界について、
「美容院や理髪店は、高齢社会においてこれまで以上の大きな存在になる。オシャレをする
ことで人は活性化するからだ。高齢社会において美容院とは身だしなみを整える場所である
だけでなく、精神的にも若返るホットステーションとなるだろう。」
とし、70代が入りやすい美容院が求められるのではなで、具体的な考え方も多く示されています。
・「戦略的に縮む」と聞くと、殿を務めるみたいなマイナスのイメージがどうしても先に来てしまいますが、マーケットが減少することを前提に前向きに考えなければいけないと痛切に感じました。
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