傍らに書物

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『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』

アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

フィリップ・K・ディック 1977.3 ハヤカワ文庫

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〈あらすじ〉第三次大戦後、放射能に汚された地球では、生きている動物を所有することが地位の象徴となっていた。 人工の電気羊しかもっていないリックは、 本物の動物を手に入れるため、火星から逃亡してきた〈奴隷> アンドロイド8人の首にかけれた莫大な懸賞金を狙って、決死の狩りをはじめた! 

 

・映画「ブレードランナー」の原作。1977年の作品ですが、アンドロイドを現在の生成AIと置き換えて、人間との境界は何なのかを考えながら読むと面白いです。

 

・同じく荒廃した地球を描いたジョージ・オーウェル1984」のディストピアは読了後に暗い気分になりましたが、こちらもなかなか深い内容でした。

 

・頭の中にできたイメージを持ちながら映画「ブレードランナー」も観てみようと思います。