傍らに書物

年間100冊を基準にジャンルを問わず読んだ本をアップしています。

『メタバース さよならアトムの時代』

メタバース さよならアトムの時代』 加藤直人 2022.4 集英社

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NHK『欲望の資本主義2022夏 特別編 メタバースの衝撃 デジタル経済のパラドックス
に出演していたクラスター株式会社の加藤直人さんのキャラと話が強烈な印象だったのでメタバースの勉強がてら読んでみました。

メタバースの定義
メタ…高次元
バース…宇宙、万物、世界
→「宇宙の高次元バージョン」

・1988年生まれの加藤さんは数千人規模のイベントが開催できるWEBプラットフォーム「cluster」を運営しています。アナハイムエレクトロニクスのような会社で働きたいとかガンダムSEEDにハマってプログラミングを覚えたいうガンダム好きです。

メタバースという分かりにくいテーマですが、1982年の映画『トロン』や1997年のゲーム『ウルティマオンライン』など懐かしいものから『ドラクエX』、『フォートナイト』、『ロブロックス』も出てきますので高校生くらいでも読み進められる内容です。

・個人的に今まではメタバースで会議するだけでは意味はあまりないというような認識でしたが、制作者の制限がない「自己組織化」、デジタルでフィジカルを実感できる「身体性」がメタバースの重要な条件になるという部分が腑に落ちました。

・タイトルにさよならアトム(人やモノなどの物質)の時代とあります。19.20世紀はアトムが主役のモビリティの時代だったのが21、22世紀はバーチャリティの時代になるとしており、メタバースには今後も注目です。

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