傍らに書物

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『東大金融研究会のお金超講義』

『東大金融研究会のお金超講義』
伊藤潤一 2022.3 ダイヤモンド社

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・書店でオススメとしてあったので読んでみました。

・著者の伊藤潤一さんは約20年もヘッジファンドに在籍。その伊藤さんが2019年12月に東大金融研究会を創設し、2年で約1000人が参加する大人気研究会となっているそうです。

・本書は金融研究会の講義のエッセンスが収められています。

・儲けるテクニック的なものでなく、重視するのは「自分の頭で考える習慣」です。

・何が正しいのが定義を見直すことが重要であり、例として「金融機関からの融資と投資家からの出資のどちらで資金調達をしたいか?」という問いがありました。

自己資本のイメージがあり、出資だから返さなくて良いと思い込むことも多いと思いますが、他人資本であり、利益は株主のものと考えると見方は変わってきます。

・人生戦略についてもタメになるものが多いです。「自己実現より優先すべきは自己紹介」で記憶に残る自己紹介を考えるのは非常に効果があると感じました。

・ミッション、ビジョン、バリューで考える組織論なども取り上げられており、色々な知見が得られる一冊でした。

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