傍らに書物

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『破軍の星」

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『破軍の星』 北方謙三

後醍醐天皇により十六歳の若さで陸奥守に任じられた北畠顕家の生涯を描いた小説。

 

北畠家村上源氏をルーツに持ち、子孫は土御門家、久我家、堀川家、中院家の四家に分かれました。その中院家の分家が北畠家です。

 

北畠顕家は名門貴族の出身かつ若くてイケメン、学問も戦も強いスーパーマンとして描かれています。見てなかったですがNHK太平記」では後藤久美子さんが演じていたようです。

 

北方謙三さんというと大学生の頃読んでた若者向け雑誌「ホットドッグ・プレス」の人生相談で、若者の悩みに火の玉ストレートで答えていたのが印象に残ってます。小説は初めて読みましたが、奥州から東海道を駆け抜けて足利尊氏を敗走させるところは読み応え十分でした。