傍らに書物

年間100冊を基準にジャンルを問わず読んだ本をアップしています。

『太閤記 上下』

太閤記 上下』 司馬遼太郎

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・『太閤記』は何となく読む気がしなかったのですが、NHKスペシャル『戦国~激動の世界と日本~』→『逆説の日本史』の流れから読んでみました。

 

本能寺の変から柴田勝家との対決までの大義名分を得ながら天下をいかに取るかという調略の部分が非常に面白く、三谷幸喜さんの映画『清洲会議』をもう一度見てみようかと思いました。

 

徳川家康本能寺の変後にいち早く甲州を領地とし、武田軍団の人員とノウハウを手にします。そこで合戦の掛け声を「エイエイエイ」から武田信玄の「エイトウトウトウ」に変えて敵に恐怖心を与えようとしたという部分は、細かい部分もしっかり取り入れることで組織を強くしていたのかと勉強になりました。