『同志少女よ、敵を撃て』
逢坂冬馬 2021.11 早川書房
・2022 本家大賞受賞
・独ソ戦が激化する1942年、モスクワ近郊の農村に暮らす少女セラフィマは、ドイツ軍によって、母親のエカチェリーナほか村人たちも惨殺される。自らも射殺される寸前、セラフィマは赤軍の女性兵士イリーナに救われる。
・イリーナが教官を務める訓練学校で一流の狙撃兵になることを決意。復讐のため同じ境遇の女性狙撃兵たちと訓練を重ねたセラフィマは、独ソ戦の決定的な転換点となるスターリングラードの前線へ…
・ストーリーがしっかりしていて、特に戦闘の描写が緊迫感がありすぎで一気読み必至です。
・書籍『独ソ戦 絶滅戦争の惨禍』や映画『スターリングラード』で周辺知識を得ると、より理解が深まると思います。
・当時はソ連邦であったウクライナ地方も当然物語の舞台として出てきますが、地政学的に大国同士の奪いあいになっており、なおかつ民族絶滅戦争の悲惨さも加わり、読んでいつ複雑な気分になります。
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