『バンクシー アート・テロリスト』

『バンクシー　アート・テロリスト』

・2018年、ロンドンで行われたザザビーズのオークションでにかけられた（風船と少女）が、1億5000万円で落札された瞬間に仕掛けられていたシュレッダーに裁断されたことが話題になったことが記憶に新しい、ストリートアーティスト、バンクシーのついて書かれた一冊です。

・作品の製作背景の他に、バンクシーが受け入れられた背景として現代美術においてイギリスはドイツやフランスと比べて比較的目立たなかったものの、イギリスで盛んだったポップカルチャーを受け入れながら発達したなどの考察が興味深いものでした。

・紹介されているバンクシーが監督した映画『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』はティエリー・グエッタという古着店を経営するビデオカメラマニアのフランス人が、バンクシーらストリートアーティストと出会い、自身もミスター・ブレインウォッシュとしてストリートアーティストとして成功してしまうというドキュメンタリーです。アマゾンプライムで視聴しましたが、ストリートアーティストの世界観が良く分かる作品で、本を読みながら同時並行でこちらを見るのもおすすめです。

映画『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』

https://www.uplink.co.jp/exitthrough/top2/index3.php