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『横山光輝で読む 三国志』

横山光輝で読む 三国志

渡邉義浩 2022.3 潮出出版社

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横山光輝「三国志」のストーリーを追いながら、他の三国志作品との比較・考察がされた一冊。


三国志」の世界は、羅貫中がまとめた『三国志演義』→日本語に翻訳した湖南文山の『通俗三国志(1691年)』→それを種本とした吉川英治三国志』→それを普及させた横山 光輝のマンガ『三国志』という流れがあります。

 

日本の「三国志」は『通俗三国志』をもとにした吉川英治三国志』が大きな影響を与えています。日中戦争の最中ながら英雄曹操諸葛亮の才子と忠誠心という日本人の三国志像が形成されたそうです。

 

確かに関羽が神格化され人気の中国にくらべ、最近ではアニメ『パリピ孔明』も制作されるなど日本での諸葛亮孔明の人気は抜群です。

 

・中学生の時に”横山光輝三国志にハマり、コーエーのPCゲーム『三國志』をBGMが耳鳴りするまでやり込んだ記憶がこの一冊で鮮やかによみがえりました。

 

【蛇足】

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